カイゼン・ラボ株式会社
ミカンから作った肥料の物語

愛媛といえばみかんを思い浮かべる人は多い事と思います、私の住んでいる愛媛の南部ではこれから晩秋にかけて山が黄金色に染まります。
この山を染めたみかんは一部ジュースや缶詰などの加工品としても使われます、有名なPONジュースもその一つです。みかんのジュース、、、美味しいですよね〜、でもジュースになった量とほぼ同じ量のみかんジュースの搾りかすが出る事はあまり知られていません。酸度も高く使い道は限られ、今までそのほとんどが廃棄物として利用されないまま、主に焼却処分されています。

このみかんが使えないかと考えました。つぶされてみかんの形では有りませんが、それは黄金色で口に入れても良いと思えるようなみかんです。これを何とか利用したいと思いました、捨てるには余りに勿体ない、そう考えました。そして搾りかすからでる液ジュースそのものでした。

しかし、悪戦苦闘の日々はそこから始まりました。
どのように利用するのか・・・、食用に(は当然ダメ)、餌に(は一部利用が有る物のとても全量は無理、だって1万t以上も有ったりするようだ?)、炭にする(は燃料費を考えると到底無理な話)、それではどうする???

その時です、微生物を使って発酵させたらとのアイデアをもらったのは。
しかしこれからが本当の苦労の始まりでした、水分が多いため発酵しません。発酵の証明となる温度もちっとも上がりません、
やはりこれだから今までみかんを発酵させた肥料や発酵飼料は無かったのですね!!!
失敗の連続です、何度もやめようと思いました。どうしたら良いのだ?どうしたら発酵するのだろうか?

しかしその失敗の連続が経験の蓄積になっていたのです。さいわい苦労している間に水、分も適度に抜けていました。発酵する
ために必要な微生物も、この環境や場所に合ったもの変化していました。そのような偶然が重なったのか、ついにその時が来た
のです。その日の朝、みかんの山から湯気が上がり温度が60℃以上になっていました。スタッフ皆でワーと声を出しました、つ
いに発酵が始まったのです。
そして発酵が最高潮の時は90℃以上にもなっていました、ついにみかんで作った肥料が出来た瞬間でした。
ノーベル賞は取れなくても発酵させる技法は特許申請が可能でした、やったねとの思いです。

温度が上った事で悪い菌や雑草のタネなど等、良くない物は駆逐され、とてもとても良いみかん肥料だけが残りました、遂にみ
かんの肥料が完成したのです。そしてこのみかんから作った肥料は、堆肥特有の臭いがほとんどしない、無臭とも思えるような
立派な肥料となりました。

次の課題はほぼジュースかと思えるようなみかんから出た液体を有効に活用する事です、とても優れた液肥としての可能性が有
るのですがもう少し実証試験の結果を重ねる事が必要です、あと少しもう少しです。

 このようにして作られたのがみかんで出来た有機肥料「みかひ」です。
今まで無かったみかんが80%以上入った肥料、日本で初めてみかんから作られたと言える有機肥料は「みかひ」だけです。

このみかんの肥料「みかひ」は、味を調えるために使えます。みかんが原料なので、清潔なイメージから室内でも躊躇なく使え
ます。とても軽いので、持ち運びも楽で簡単です。
このような数々の特徴のある肥料が「みかひ」です。

しかし、「みかひ」は一般には堆肥と呼ばれる種類のものです。
皆さんは堆肥と聞いてどのような印象を持たれますか?
堆肥は臭い、堆肥に触るのは嫌だ、糞のようでちょっとね、とに角あまり良い印象ではないですよね。
その概念を変える堆肥が、みかんで作った「みかひ」なのです。
みかんなのでイメージが綺麗、臭いがほとんどない、家畜糞を使っていない、すべて今までの堆肥の常識を変える事ばかりです。
正に家の中でも使える清潔な肥料が完成しました、この違いも実感してほしいと思っています。

みかんで野菜を育てる、みかんで花を育てる、素敵だと思いませんか?
そう思える有機肥料が「みかひ」です。
「みかひ」は数多くの失敗の上に作られた、日本で初めてのみかんの肥料としてデビューいたしました。

平成28年2月吉日
カイゼン・ラボ株式会社
営業統括 清水 敏幸